式の流れ
バングラデシュの結婚式は、90%以上がイスラム教徒なので、イスラム方式で行われ、基本的に3日間続くという。
現在は、簡素化のためか、式に先立って半年前ほどに聖職者を中心にして結婚の契約(登録)が行われることも多いようだ。
今回メインで紹介する、我が義理の妹も、かなり前に登録の儀式は済ませ、本当なら2005年の2月、 私達が日本にいるときに式が終わっているはずだった・・・・
が、なぜか、2006年1月、イードに、やっと、式が挙げられることに。
登録に関しては、それぞれの写真にコメントを記載した。
ここでは、3日間に渡って行われる、式次第を簡単に説明。
結婚式1日目。
新郎、新婦が、それぞれの家で、それぞれの親族を招いて、それぞれ別々に門出の式がある。
これが、いわゆるガヤホルード(Halud=ホルッドだが発音はTに近い)の儀式。
「ガヤホルッド」とは、新郎新婦の家それぞれに分かれて、親族が門出をいわってガヤ=体 に、ホルード=黄色 を付けるというもの。
ホルッドとは、黄色と言う意味だが、黄色くなるターメリックやマリーゴールドをペースト状にして、新郎新婦の顔に塗りつける。そして、 ミスティ(ミルクと砂糖で出来たこちらの典型的なお菓子)などを一口ずつ食べさせるのだ。
黄色が光に照らされて黄金色になることから縁起を担ぐ。
結婚式2日目
これが見どころ!
新郎が新婦を迎えに来る日。
とってもドラマチック。
新郎は、きれいに花などで飾られた車で、新婦の家にやってくる。
新郎が来た!
そういう報告が届いたのに、なかなか新郎は、姿を見せない。
おかしいな・・・
と思って、外に見に行くと・・・・
家の門のところには、イスなどが並べてあって、テープなどが張られている。
そして近所や親戚のちびっこたちが、テープの前に群がっている。
なんだよ、どけたらいいのに・・・・
そう思うのは、日本人。
これが新郎を迎える儀式の一つなのだ。
そう、新婦を手に入れるために、いくつかの関門がある。
その関門を新郎がうまく潜り抜けられないと、新婦のところへはいけないのだ。
関門を開く、鍵の一つは、賄賂。
・・・バングラらしい。
詳細は、それぞれの写真で。
結婚式3日目
無事に新婦を迎えて、一夜明け、今度は、友人知人、近所の人たちを新郎の家に呼んで、大会食。
これで一応、結婚式が終る。
ダッカなどの都市部の場合、2日目と3日目が一緒になっている場合もある。