- 2006年1月22日 01:22
- バングラデシュの用語ミニ辞典
ヒジュラ暦が正式名称のようですが、別名イスラム暦ともいいます。
イスラム教社会で使われる暦法で、太陰暦です。西暦を略してB.C.と表記しますが、
ヒジュラ暦はA.H.と表記されることもあります。(Anno Hijrae(「ヒジュラ後」)
この暦の設定された起源は、イスラム教の起源となった預言者ムハンマドが、メッカからメディナへ移住、つまりヒジュラ(ヘジラ)
したことによります。
ヒジュラ暦も、西暦と同じく、12ヶ月でなりたっています。
第1月 ムハッラム 30日
第2月 サファル 29日
第3月 ラビーウ=ル=アウワル 30日
第4月 ラビーウッ=サーニー 29日
第5月 ジュマーダー=ル=ウーラー 30日
第6月 ジュマーダー=ル=アーヒラ 29日 (ジュマーダーッ=サーニーとも)
第7月 ラジャブ 30日
第8月 シャアバーン 29日
第9月 ラマダーン 30日
第10月 シャウワール 29日
第11月 ズー=ル=カアダ 30日
第12月 ズー=ル=ヒッジャ 29日または30日
ごらんのように、1ヶ月の長さが、30日と29日交互に出てきます。1年間が354日(355日)なので、
太陽暦より10日以上少ないですね。、1年ごとに11日ぐらいずつ、太陽暦とずれていくことになります。
一応、月齢とのずれを調節するために1日を増やす閏年は30年に11回あるそうです。西暦のように、4年に1回という感じではなく、
ヒジュラ暦の年教を30で割って余りが2・5・7・10・13・15・18・20・24・26・29に該当すれば閏年ということらしいです。